印刷について

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3種類の印刷方法

3種類の印刷方法

四八ではビニール加工の際に、3種類の印刷方法をお選びいただけます。商品の形状や用途によって最適な印刷方法は変わりますので、各印刷方法の違い・特徴を押さえておきましょう。

  • シルクスクリーン印刷
  • 箔押し印刷
  • オフセット印刷

多色印刷の
シルクスクリーン印刷(シルク印刷)

多色印刷のシルクスクリーン印刷(シルク印刷)

シルクスクリーン印刷(シルク印刷)とは?

シルクスクリーン印刷(シルク印刷)とは、版(スクリーン)にインクを乗せて、素材に押し出す印刷方法です。孔版印刷の一種で、版画のような独特の風合いと鮮やかな発色が特徴です。

【特徴】
• インクの発色が良く、耐久性が高い
• 色あせしにくい
• 濃色の生地でも濃くきれいに印刷できる
• トートバッグやTシャツなどの布製品、ポスターやパッケージなどの平面・広範囲の単色印刷に適している

【印刷工程】
1. 印刷したい文字やロゴマークを作成する
2. 原稿からスクリーン製作用のデータを作成する
3. 版下からスクリーンを作成する
4. 印刷に使うインクの色を調合する
5. 色ごとに印刷を行う
6. インクを乾燥させて製品に定着させる

【版代】
1色ごとに必ず「版」を作成して、インクを刷るという印刷方法のため、製版という工程が必要で、材料費はもちろん、手間と時間がかかります。

【名称の由来】
スクリーンの素材はポリエステルやナイロンなどの樹脂であり、小さな穴が空いています。もともとは、スクリーンの素材は絹であったため、シルク印刷という名称がつけられました。

高級感あふれる箔押し印刷

箔押し印刷とは?

箔押し印刷とは?

箔押し(はくおし)とは、金属の版(箔版)を使って熱と圧力で、箔を紙やプラスチックに転写する加工技術です。

【特徴】
• 印刷物にメタリックな光沢やマットな質感を付与できる
• 高級感や特別感を演出できる
• 通常の印刷では再現できない光沢感や高級感を演出できるため、社名やロゴなどを、より効果的に目立たせることができる

【箔の種類】
金や銀などのメタリック系の輝きのあるもの、クレヨンのような発色の良い顔料箔、白箔、透明箔、ホログラム箔

【箔押し印刷の注意点】
• 紙の種類やデザイン、箔の種類などによって、毎回同じ仕様の印刷物にすることはできない
• 職人の経験と技術力が試され、アナログに目で確認しながら正確に加工していく必要がある
• 通常の印刷に比べて高価である
• 特殊な加工やホログラム箔を使用する場合は、さらにコストが上がります

【箔押しの歴史】
• 日本の箔押しの技術は漆器や蒔絵へ金箔を貼る「金貼り」と呼ばれる技術を起源としている
• 中世には既に漆器や上製本に本物の金箔を用いた箔押しが行われていた

オフセット印刷

オフセット印刷の特徴(原理)

オフセット印刷の特徴(原理)

オフセット印刷とは、版に印刷したインクをゴムのブランケットに転写して用紙に印刷する方式です。大量の印刷物を安定した品質で生産できるため、ポスターや雑誌、カタログなどの印刷に適しています。

【特徴】
• 1色ごとに版を作成し、CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・スミ)の4色を刷り重ねて印刷する
• 油と水の反発を利用して、画線部には油(インキ)、非画線部には水分を使うことで印刷する
• 精微な網点を重ね合わせて絵柄を表現するため、色鮮やかで高品質な印刷が可能

【種類】
• カット済みの紙に印刷する「枚葉印刷機」と、ロール紙から連続印刷する「オフセット輪転印刷機」がある
• 枚葉印刷機はポスターやチラシの印刷でよく利用され、用紙の厚みやサイズを変えても印刷できる
• 輪転印刷機は新聞や雑誌、書籍などの大量印刷でも、短時間で高い生産性を維持できる

【メリット・デメリット】
• 大量印刷をするとコストダウンにつながる
• 版が完成すれば内容に変更がない限り、同じものを何度も利用できる
• 印刷スピードが速い
• 版を作る時間や手間がかかる
• 小ロットでの印刷ではコストが大きくなる